【レポート】

2018年版ほぼ日手帳発表 - ほぼ日weeks MEGA誕生 & 5年手帳が新登場

 

ほぼ日手帳は、2002年の誕生以来、徐々にバリエーションを増やしてきた。それはまた、手帳を使うユーザーの幅広い層をそれぞれカバーすることでもあったはずだ。

2018年版ほぼ日手帳の主なカバーのラインナップ。今年はザ・ビートルズの名曲を表現したカバーが目玉(プレスリリースより)

A6版のオリジナル、その英語版「Techo Planner」、レフト式のweeks、月間、週間バーチカル、1日1ページのすべてのページを持つA5版の「カズン」と4種類の判型と5つの記入欄のタイプまで広がっている。

また、海外にもユーザーが増えており、現時点でのユーザー比率は14%だそうだ。そのほぼ日手帳2018年版の発表会が南青山のTobichi2で行われた。

会場の南青山「Tobichi2」

2018年版の目玉商品は増ページ版「MEGA」

今回の注目商品は、なんといってもほぼ日weeksの増ページ版「MEGA」だろう。

ほぼ日weeks MEGAの厚さ比較。厚みは3倍になっているが、重さは50g増にとどまる(プレスリリースより)

ほぼ日weeksのMEGAと従来版の比較。従来版も併売される。左がMEGA。ふせんで挟まれた部分がメモページ

ほぼ日手帳の代名詞たる1日1ページスタイルのオリジナルは、予定管理やタスク管理と言った、手帳の従来中心としてきた役割からはなれ、絵日記やライフログのような使われ方を広めたきっかけのひとつになった。こういう使われ方はいまでも続いている。

weeks MEGAはグレー、グリーン、マリンブルー、ピンク、レッドの5色展開(プレスリリースより)

そして、ほぼ日weeksは、これとは対照的にオーソドックスなレフト式を採用。ビジネスパーソンの仕事ツールとして登場した。

手帳は、予定やタスク管理の道具であると同時に、仕事の情報を記録し閲覧するためのツールでもある。そのためのパソコンで言うところの、ストレージ容量は多いに越したことはない。だがパソコンと異なり、手帳は物理的な紙を束ねあわせてできている。だからそう簡単には、増量できない。そのために、市販の各種手帳では、巻末のノートページをあらかじめ多めにしておくか、あるいは別冊で提供していた。

ほぼ日weeksもその例に漏れず、本体に68ページという多めのメモページを用意していたし、同じサイズの別冊ノート(ほぼ日のメモ帳セット weeks用3冊セット)をオプションとして提供していた。また元々オリジナルにも、オプションの同じサイズのノートはあった。

ほぼ日の担当者によれば、実際のweeksのユーザーはメモページを使う人とあまり使わない人の2通りがいるそうだ。

今回の「MEGA」登場は、そういうメモページをたくさん使うユーザー向けの商品といえる。メモの容量は従来の3倍+8ページの212ページ。厚みは2倍弱。そして重さは50gプラスというスペックだ。

ほぼ日手帳の中でも、ビジネスユースをメインに作られ、もっとも"ほぼ日的"ではないともいえるほぼ日weeksがこのように進化したのは、ほぼ日weeksが、そのブランドイメージの枠を超え、ビジネスユースの手帳の有力な選択肢として評価を確立したことの証左ではないかと思える。

また、ほぼ日weeksは、従来からメモページの見開きの左右下端にページナンバーが入っている。これは、どこに何を書いたのかを後から検索するための工夫としてとても有効だ。

ほぼ日weeksのノートページにはページナンバーが入っている

5年連用版も登場

もうひとつのトピックは、5年連用の「ほぼ日5年手帳」だ。サイズはオリジナルと同じA6で、2018年から2022年までの記入欄がある。そのレイアウトは見開きの左ページに1日の記入欄が縦に5年分ならび、対抗の右ページがメモスペースになるという。

この数年、市場には5年連用の日記帳がいくつか登場している。ほぼ日手帳にこのタイプがラインナップに加わるのは、オリジナルやweeks、カズンなどのほぼ日手帳のユーザーに、このタイプの手帳をほぼ日ブランドで提供することなのだろう。

従来商品の細かな改善点としては、ほぼ日手帳カズンの見開き1週間の時間軸がそれまで6時から24時だったのが、24時間対応になった。細かな改良だが、確かにカズンのユーザー層には喜ばれそうだ。

ほぼ日手帳カズンの週間バーチカル欄は、従来の6時~24時までから、24時間の記入欄になった。5時始まり(プレスリリースより)

そのほか、ほぼ日手帳ブランドとしては「PORTER」(吉田カバン)とコラボした手帳カバーなどがある。これはオリジナルやweeksとスマートフォンのそれぞれが収納できる小型タイプと、PCの収納までを視野に入れた大型のタイプがある。後者は取り外し式のストラップを四方のどこにつけるかで使い勝手を変えられる自由度があり、事実上のビジネスバックとして使うことを想定している。

吉田カバンの「PORTER」ブランドとコラボしたバック群。バッグと手帳カバーの双方がある。同ブランドとのコラボレーションはほぼ日手帳の定番(プレスリリースより)

「PORTER」(吉田カバン)とコラボした手帳カバー。大型のものはPCなども入り、ビジネスバックとしても利用できる

2017年版は総部数66万部。うち14%が海外のユーザーというほぼ日手帳。今年は、ザ・ビートルズの名曲を表現したカバーなどもあり、その話題は尽きない。また上述の5年手帳の発表は12月とのこと。詳細は以下のほぼ日手帳の公式サイトで順次公表される。

B印吉田のほぼ日weeksの革カバー。今年は手塗りで表面に表情がある

執筆者プロフィール : 舘神龍彦

手帳評論家、ふせん大王。最新刊は『iPhone手帳術』(エイ出版社)。主な著書に『ふせんの技100』(エイ出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)『意外と誰も教えてくれなかった手帳の基本』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)『手帳カスタマイズ術』(ダイヤモンド社)など。また「マツコの知らない世界」(TBS)、「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)などテレビ出演多数。手帳の種類を問わずにユーザーが集まって活用方法をシェアするリアルイベント「手帳オフ」を2007年から開催するなど、トレンドセッターでもある。手帳活用の基本をまとめた歌「手帳音頭」を作詞作曲、YouTubeで発表するなど意外と幅広い活動をしている。

twitter :@tategamit
facebook :「手帳オフ」
Blog :「舘神Blog」
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